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南さん



今月の人- 一覧 -
05年03月:長江俊和さん
05年02月:中谷彰宏さん
05年01月:泉麻人さん
04年12月:南さん
04年11月:木村和久さん
04年10月:成田勝さん




1956年生まれ。エッセイスト。聖心女子大学在学中にアナウンサー試験に合格し、テレビ朝日のアナウンサーに。当時はほとんど注目されていなかった女子アナブームを巻き起こし、1986年に独立。「男の勘違い」(文芸春秋)「お嫁に行くまでの女磨き」「私が結婚した理由」(光文社)「ママというお仕事」(光文社/知恵の森文庫)など、著書も多数。最近はコメンテーターとしても活躍中であり、エッセイストとしても女性からの高い支持がある。

1986年に雇用機会均等法が施行されたのを機に、女性の地位、仕事についての議論も活発化する。いわゆる仕事もデキる、魅力的な女性のロールモデルとして注目を集めるが、南さんはそれについては少し違う認識でいたようだ。「確かに、しいたげられた女性の地位の向上しよう、とか、男性と対等にやりあう、とか、その時期の熱っぽいスローガンに重ねられることもありました。でも私自身は裏腹に、根本的に女性と男性はちがうものだと思っていて、女は女を謳歌しないとね、と思っています。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:07

1980年代半ばになると、人気も実力もあり、そして女子アナにしては珍しく、南美希子としての存在感が確立されつつあった。トレンディとか、小悪魔的とか、賢くて一筋縄ではいかない、なかなか手に入らないイイ女、それが南さんのイメージだった。ちょうどそのころ、南さんはエッセイを書き始める。「独立したのは1986年。執筆にもっと力を入れたいと思ったのがきっかけでした。同世代や少し下の世代のOLに私なりに伝えたいメッセージがたくさんありました。異端児であることと時代がちょうどマッチしてきたんですね。」この年に現長野県知事の田中康夫さんと南さんで司会を務める『OH! エルくらぶ』もスタート。時代はバブルに突入、86年は公私ともに忘れられない節目の年となった。
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:07

人気が出てくるとその分露出も多くなる。雑誌の取材なども多く受けたが、そのころは「PLAYBOY」や「週刊現代」など、男性誌がほとんど。「今のように女性誌がメイクやファッションの特集で女子アナを取り上げるなんてことはまだなくて、まだまだ男性にかまわれる存在でしたね。芸能人と同じように極端に追い掛け回されるということはなく、表面上は会社から守られている。でも、反対に何を書かれても文句は言えない、勝手に通り一遍のイメージをつけられてしまう。『恋人はいますか?休日は何をしてるの?』『お給料は?』なんて質問に、ウナギのようにするすると逃げていましたね。そういう点で変わった子だと思われていたかもしれない。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:07

1977年、聖心女子大学3年在学中にテレビ朝日へ入局した南さんにとって、1980年は入社4年目。余裕も人気も出てきて、女子アナ生活を満喫中。そして次のステージへ進むため、南さん自身も模索中の時期でもあった。
「入社したとき、女子アナは絵の額縁である、と上司に言われました。絵を引き立てるための存在であり、目立ちすぎるな、という意味です。今でこそ、女子アナウンサーがあれだけマスコミに取り上げられますが、当時はお天気お姉さんがかわいらしいと少し話題にのぼるかな、という程度。そもそも人数も少なかったですしね。私は大学卒業時には民放で女子アナの採用がありませんでした。あったのはNHKだけ。(そのとき入られたのが頼近美津子さんです。)でも、私は額縁なんかいやでした。額縁なんてつまらないじゃないですか(笑)」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:06

「86年に独立して以降は、お金も時間も自由になったので、今思うとちょっと信じられない生活をしていましたね。1週間空いたらパリへ、3日空いたら香港へ飛行機で行く、なんて当たり前の生活でした。今ではまったく考えられませんけれども(笑)そしてただ行くだけではもちろんなくて、香港だったらマンダリンホテルに泊まって、一着ウン十万もするスーツを平気で何着も買っていました。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:04

「女子アナウンサーといっても、普通のOLと同じでサラリーマンなので、裏では電話もとりますし、雑用めいた仕事もたくさんありました。それが嫌いというわけではなかったのですが、途中からもっと自分を発信することに専念したくなってきました。そういう意味で『OH! エルくらぶ』は自分の言葉で自分の意見を言える、そういう自分を周りも面白がってくれる初めての仕事でした。楽しかったですね。自分で言うのも恥ずかしい話ですが、それまでは格好もメイクも派手だし、お世辞にも女性に好感をもたれるタイプではなかったのですが、このころから急に女性からも生き方を注目されるようになりました。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:04

「今でこそアナウンサーにはスタイリストがついていると思いますが、当時、そんな人は一人もいませんでした。だから自分が自分のスタイリストであり、プロデューサーでした。どうやったら自分がありたい自分に見られるか。日々研究していました。また、洋服も自分で調達していました。あちらこちらへかけまわってお借りしているうちに、たまたまBIGIの社長の奥様とお会いする機会がありました。それからはよく菓子折りを持って借りに行ったり返しにいったり。広報でそのブランドの服を着せていただいたり、大変お世話になりました。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:04

「80年代といえば、ファッションはDCブランド、いわゆるデザイナー&キャラクター・ブランドブーム。大手のアパレルメーカーでは作れないような、デザイナーの個性が全面に出た商品が人気でした。代表的なのは、メルローズ、BIGI、ATSUKI OONISHI、山本耀司の「ワイズ」や川久保玲の「コム・デ・ギャルソン」など。これは女性誌が数多く創刊されたことも大きく影響しているように思います。これはどんどん女性が個性的になってきた時代であるということでもあって。今思うとこの時代の流れと私の年代、趣向がうまくリンクしていたと思います。ちょうど時代の流れが少し個性的で主張がある女性を求めていて、それにたまたまあてはまり、そのころから女性誌からも取材を受けるようになりました。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:03

「私のスタンスは基本的にはこれからも変わりません。書いてしゃべって発信していく。ただ、子育てがもう一段楽したら、何かテーマを持ち、じっくり取材したいというのはありますね。今、細切れの時間の中で、家事、仕事、子育てをやっつけていってるので、余計にそう思うのかもしれませんが。何年もかかるような壮大なテーマに取り組む、という時期があってもいいなと思う。ただ、書くということに重心を置くことは確かです。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:03

「独立して以来、かたちはさまざまですが、自分を発信することを今までやりつづけてきました。その中には自分の育児体験も含まれています。(エッセイ「40歳からの子育て」日経新聞連載「育児の快楽」など)育児は本当に大変ですが、得たものも大きいです。たとえば、農業にも関心を持つようになりました。この野菜がどこから来ていてどのように栽培されたものなのか、自分も作ってみたいとかね。そう、あまり女性的な発想ではないかもしれない、意外と性格は男性的なんです。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:02

「最近は東京ではないところに住みたいとよく思います。30歳のときに独立を機に一人暮らしを始めてから、ずっと都心に住んでいて。当時はそれがよかったのですが、最近は少しストレスですね。時々東京だと息が詰まりそうだなあと思うことがあります。今はあのころと違って、試練の時代という気がします。サリン事件があり、阪神大震災があり、テロがあり、と、恐ろしいことが続き、今度は新潟にも大きな地震が起こった。次は東京に地震が起こったらどうしよう、キャッシュカードがスキミングされたらどうしようと、つい考えてしまう。よく考えればそれは当たり前のことなのですが、あのころ(80年代)は時代の高揚感で、誰もそんなことを考えていなかった。思えば不思議な時代でした。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:02

「子供は早いもので、小学2年生になりました。性格的には向いてないんですけれども(笑)家事もなんとかこなしています。ただやり始めると徹底的にやるほうなので、マクドナルドは一度も子供に食べさせたことはないくらい、食材にこだわったりしていますね。ただ、それは体の中に入るものだから真剣に考えているということで、いわゆる家事そのものにはなかなか楽しみを見出せるタイプでは、残念ながらないですね。テーブルコーディネートにこだわったり、それにまつわる小物をたくさん買ったり、というのは、素敵だなあとは思うのですが自分はまずやらない。やはり外へ出て行くのが好きなタイプだし、それが自分らしいと感じています。」
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# by eighties_004 | 2004-12-06 13:01

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